発展途上国には先進国の大企業がつくった農場や工場があります。そこでは商品を安く生産するために、多くの人が長時間かつ低賃金の過酷な労働条件下で働かされています。
フェアトレードはこうした人々の生活を改善するためにつくられました。フェアトレードとは、発展途上国の労働者が不利な立場で働かされることのない貿易です。つまり、フェアトレード制度のもとでは、労働者、商品を取り扱う業者、消費者はお互いに対等です。そして、業者が仕事の指導や継続した発注をして、労働者が安定した仕事に就き、適正な賃金をもらえるようなシステムになっています。
現在、多くの人がフェアトレード理念に賛同し、フェアトレード商品の市場は急速に拡大しています。 |
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