かけはし No.302
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- 5 -あり、第一部のパネラーの皆さんに平和学講座に関連するアイディアや考え方を提案していただきました。 例えば現状でも教養ゼミのテーマ平和の問題を取り組んでもらうことは可能であることや、名古屋大学の成立過程から戦後の民主化、平和憲章制定などの経緯を直接対象とする「名古屋大学学」としたらよいのではないかという提案は具体性もあり、私たちにとってイメージしやすいものでした。 最後に、平和学講座開講を目指そうというアピールを参加者で採択し、講演会を終了しました。 講演会のあと、二次会を行い、制定当時の思い出話に花が咲きました。 主催者としては、もう一回り多くの学生に参加してもらいたかったのですが、制定当時のことも思いだして熱いものがよみがえる講演会となりました。2012年2月5日平和憲章制定25周年記念講演会アピール「平和学講座開講を目指そう!」 「戦争に加担する教育・研究は行わない」とする名古屋大学平和憲章を制定してから25周年を迎えました。 平和憲章の目的を達成するために、私たちは学内の全構成員(学生、院生、教職員、生協)の代表からなる平和憲章委員会をもち、平和憲章の精神に則った様々な活動を継続的に行ったきました。しかし、平和を希求する民主的な取り組みや運動がある反面、平和憲章の大きな目的である平和学講座の開講には至っていません。 昨年の東日本大震災と福島第一原発事故は、平和憲章の精神にたった学問への取り組みの姿勢が大切であることを私たちに教えてくれました。平和憲章制定から25年となったこの機に、私たちの平和憲章を継承発展する新たな取り組みとして、全構成員の英知を結集した平和学講座をこの名古屋大学で開講することを求めます。そして、改めて学生、院生、教職員、生協のみなさんに、平和学講座開講に向けた議論に参加することを求めます。パネラーの言葉に耳を傾ける参加者記念講演を終え、パネリストを囲んだ懇親会にて

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