Me~dia4月号
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13ページ下美容整形に全額を注ぐ。(セイタ)Ultrabook起動時間は半分に保存領域やドライブが犠牲にウルウルウルトラトランプにも乗る軽さ20秒40秒SSDHDD約2倍高速Windows7の起動時間比較intelHPより トラが踊る不愉快と〜っても素敵なCMでおなじみのあれです。『ウルトラブック』とはインテル(パソコン用部品を製造している会社)が提唱している新しいノートパソコンの分類のことです。2011年の秋頃から販売され始め、着実に地位を高めてきています。中にはタブレットとしても使えるものもあり、これからますます注目を浴びるでしょう。ちなみに2013年度新入生に提案している生協オリジナルパソコンは髪の毛3本分ほど厚いため、残念ながらウルトラブックには当てはまりません。残念だったな。 ウルトラブックとはこういったものだ!というハッキリした定義はありませんが、画面サイズが14インチ以下のノートパソコンでは、本体の厚さが18mm以下、バッテリ駆動時間が5時間以上、休止状態から7秒以下で復帰するなどの項目に当てはまるものがウルトラブックの栄冠を手にするようです。また多くの製品は1.5kg以下と軽量で、中には1kgを切る製品まであります。薄さの効果も相まって、実際に持ってみるとその軽さに驚かれると思います。きっとしゃっくりも止まりますよ。加えて前述したようにバッテリ駆動時間も長く、お外でも電源を気にせず使用できます。このように持ち運びの強く意識された製品となっています。 また多くのウルトラブックにはSSDが搭載されています。SSDとはデータの保存を担当する新しいパソコン部品のことで、要するにHDDのそっくりさん。SSDはHDDに比べ消費電力が小さく、またデータの読み書き速度が格段に速いため高速起動が可能となります。電源を入れてから使えるようになるまでの時間やソフトの起動時間はHDDの約1/2。まさに『ウルトラ』な新部品。これだけの多彩なメリットを持っていながら、価格帯は9~13万円とべらぼうに高くはありません。まさにノートブックの進化系、日本よ、これがウルトラブックだ。 ここまで読まれたら「なんで生協パソコンはウルトラブック提案しねーんだよ詐欺かよ」と思う方もいるはず。ちゃんとワケがあるんですよ、というのもウルトラブックにはいくつかデメリットがあります。多くの製品では薄さと軽さを実現するためにディスクを入れるところがありません。加えて先程説明したSSD、実は高級品。240GBのお値段なんと諭吉1.8人分。そのためSSDのみ搭載したウルトラブックでは容量が128GBのものが多く、保存領域がかなり少なくなってしまいます。またバッテリ消費を減らすためにわざと性能の抑えたCPUが使用されており、同じ世代のノートパソコンに比べ処理性能が劣ります。更にoffice未搭載の製品がほとんどで、WordやPowerPointを使うためには本体とは別でソフトを購入する必要があります。UltrabookUltrabook薄い!軽い!復帰が速い!

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