Me~dia1月号
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●24Me~dia 1月号 「京大卒の猟師」が書いた本ということで、刊行当時(2008年)話題だったエッセイです。 著者は猟師を生業にしているのだと思いきや、実際は一般企業で働いていてびっくり。ただ、就職先の選び方が「狩猟に理解のある会社で、会社の先輩に猟の師匠がいる」とか、住まいの選び方が「おもてで獲物を解体できる」とか、一風変わった人ではあります。 スポーツやレジャーではなく、生活の一部として、命と自然に敬意を払いながら狩猟をし、獲物を解体し、食べる。興味深く読めた一方、考えさせられたこともあります。多くの人にとって、肉はパック詰めで売られている“商品”ですが、元は生き物であり、自然界で育つには月日がかかること、肉を口にするまでに多くの工程があることが本書でわかります。肉とは、本来このような苦労をしないと食べられない、そのことに全く無自覚だったことが私にとって衝撃的でした。肉が大量に流通し、手軽に買える現代の畜産のあり方や中間業者の方々の生活にも思いが及びました。(Booksフロンテ 丹羽)ぼくは猟師になった (千松信也/著 新潮文庫) 「話は聞かせてもらった!人類は滅亡する!」マヤ暦によると2012年12月22日が「終わりの日」とされており、その日で世界が終わるそうです。実はこの原稿を書いているのはまだ12月で、この本を読んでいったら少し怖くなってきてしまいました(笑)。しかし、新しい年を迎えた今ならば、もはやおびえる必要はありません!どうぞ安心してお読みください。マヤの予言の事だけではなく、日本の事から世界の事まで筆者の目を通して大胆に書かれていて面白いです。興味をお持ちになった方は是非探してみてください。(1年 佐藤)2012年の奇跡 (中丸薫/著 あ・うん)tweet職員のつぶやきNo.43難ナンドク読に何ナンドクる度苦しめられたかこの仕事をしていると、出版社名が読めなくて悩むことがあります。先月のつぶやきで「理由をわけと読ませる」という話題がありましたが、こだわりの出版社名を見て、同じく日本語の奥深さを感じずにはいられません。この記事を読む皆さんは読書家で漢字にも強いのでは、と思いまして、数ある中から社名が房で終わる難読名をピックアップ。ふふふ、いくつ読めますか?(答えは下部)1.大和書房 2.幸書房 3.書肆侃侃房 4.美篶書房 5.校倉書房6.雲母書房 7.青蛙房 8.万年青書房(Booksフロンテ 足立)答え1.だいわしょぼう 2.さいわいしょぼう 3.しょしかんかんぼう4.みすずしょぼう(みすず書房の旧名) 5.あぜくらしょぼう6.きららしょぼう 7.せいあしょぼう 8.おもとしょぼう今回はいつもより少しボリュームのある学読本舗でした。冊子制作の都合上どうしても3ページ書く必要があり大いに苦しんだなんて、そんなことは決してありませんよ!次回の学読本舗に乞うご期待^^文責:学読班完成稿〆切二日前にデータを消してしまったこと。次の日早起きして作り直しましたよ。間に合ってよかったですよほんとに。 (〆切り際の魔術師ふるっしー)

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