Me~dia12月号
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13●お雑煮を考えるお雑煮の歴史お雑煮の歴史は古く、室町時代には既に食べられていたようです。当時武士の間で行われていた宴会にて、お雑煮は宴会の最初に食べる料理としてふるまわれていました。「雑煮を食べなければ宴が始まらない」と言われるほどお雑煮は大事にされていました。このならわしをもとに、一年のはじまりである元日にお雑煮を食べるようになったと言われています。(※他にも諸説はあります)コラム-餅つきについてちょっとだけ広報させて下さい-お雑煮の雑学今までは様々なお雑煮の種類について取り上げてきましたが、ここではお雑煮に関するちょっとした豆知識を紹介します。何気ないところに、実は深い意味が隠されているのです。餅に関する雑学1~縁起ものとしての餅~お雑煮といえば餅がつきものですが、お雑煮に餅を入れるのにはれっきとした理由があります。かつての日本では、お祝い事や特別な日に餅は食べていました。新年を迎える時もまた神様へお供えをし、元日にそのお供えをお下がりとして頂く風習がありました。そのため、お雑煮を食べる際には旧年の無事などに感謝し、新年の家内安全を祈ります。餅に関する雑学2~餅の形が分かれた訳~地域によってお雑煮が異なるように、餅についても東西で角餅(東)か丸餅(西)かに分かれていますが、このように分かれた理由は諸説があります。そんな諸説の一つに江戸時代の人口増加が挙げられます。江戸時代、江戸には非常に多くの人が住んでいたため、一つずつ手で丸める餅より手っ取り早く数多く作れる角餅が使われるようになったそうです。他にも、関ヶ原の合戦によってその地を境にして餅の形が分かれたという説もあります。さて、ここでちょっと餅つきに関する広報を。生協では、毎年正月に餅つき大会が行われています。ここでは実際に餅をつくことができ、さらには自分たちでついた餅を使った一品料理を食べることができます。今年ももちろん行います。餅つきというあまり経験することがない(?)ことが味わえる絶好のチャンスですので、機会があればぜひ参加してみてはどうでしょうか?いかがでしたか?お雑煮食べたくなりましたか?お雑煮は日本ならではの文化。お正月というせっかくの行事を、お雑煮を通じて家族などと過ごしてみるのも一つの楽しみであると思います。それでは、皆さんよいお年を。文責:あべさんSpecial Thanks:エミリー開催日1月9日(水):北部購買前 1月10日(木):フロンテ前1月11日(金):フレンドリィ南部前 (※日程や場所等変更する場合があります)↑去年の餅つきの様子お雑煮の習慣が無い所もこの記事の最初にお雑煮は全国で食べられていると述べましたが、実はお正月にお雑煮を食べる習慣がない地域があります。それは沖縄県です。沖縄県は元々は別の国だったため、そのような文化が無かったためだと考えられています。その代わり、沖縄県では豚の内臓を煮た「中身汁」が正月に食べられています。↑中身汁はこんな感じです大学に向かうバスの中で気が付いたら膝の上に青虫がいたこと。3センチくらいあったんですけど。いつの間に沸いたんだろう。(かてりぃな)

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