かけはし No.319
16/24

- 16 - 4月1日日曜日朝からめいこの元気がなく、リラックマの抱き枕の上で一日中丸くなっていました。普段だったら呼べば飛んでくるしクローゼットを開ければクローゼット中に駆け込んでゆくはずなのに、その日は呼んでも首を動かしてこちらを向くだけ、クローゼットを空けて最近の猫さま 〜めいこ手術をする〜全学技術センター 伊藤 耕も丸くなったまま動きません。トイレにも行っていないようで、あきらかに様子がおかしいので月曜日に動物病院に連れて行くと血中のクレアチニン濃度が高く腎不全かもしれない。といわれそのまま入院になってしまいました。 いろいろ調べた結果、尿管結石で尿管が詰まってしまい、尿が出せずに腎臓にたまってしまっていました。ところが、その時の状態では麻酔をかけることもできず、点滴を続けて石が流れてくれるのを待つしかありませんでした。暫く点滴を続けステロイド注射を1回打つと、どうにか片方の尿管は詰まっていた石が流れてくれて尿がでてくれるようになりましたが、もう一方の尿管と石が流れてくれたほうの腎臓にも新たな石があり、このままではまた詰まってしまいかねません。そこで、尿管にステントを通す手術をしました。手術は成功し5日の日曜日には退院することができたのですが、今度は尿の出すぎでカリウム不足になってしまい、6日月曜日には再入院してカリウムを点滴で補ってもらいました。まるで人間のように布団で寛ぐレモン7日火曜日には退院でき、今度は自力でえさを食べ、水を飲み、トイレにも行くようになり少しずつ元気を回復しています。 この原稿を書いているころには冷蔵庫の上にも乗れるようになりました。もちろんクローゼットを開ければ駆け込んできます。後は開腹手術をしたのでなめたりしないようにエリザベスカラーをつけているのですがそれでも縫ってある糸を時折引っ張っているところを見かけます。自力で抜糸をしてしまい流血するような事態にならないかだけが心配です。みぃちゃんとレモン退院してきためいこ

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です