かけはし No.318
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- 3 -主 張 天候がめまぐるしく変わり、なかなか暖かくなりませんが、徐々に春の息吹が感じられる今日この頃です。名大生協では2月末日が年度末となっており、3月から新年度の始まりで新学期の準備で大忙しの時期を迎えています。 どうも景気はあがっているように思われず、生協では1月末の段階まで大幅に予算達成が難しい状況で、昨年より1億円減の46億円の供給高の見通しです。しかし、人件費を極力抑え経費を圧縮しても事業剰余は赤字となりました。生協独自で南部厚生会館の大幅な改装を行い、寄付に相当する額2千万円ほどの赤字になる予想です。政権が変わって景気対策に積極的に取り組んできたようですが、消費税増税の導入で思うように個人の収入が増えず、それとは対照に物価が上がっていて消費は伸びていません。利用者数は4万2千人(-1.3%)ほど減少しています。その中で46億円を越える大学構成員の皆様の利用結集があったことは本当にありがたいことです。心から感謝申し上げます。 この間、大学内の新しい建物に外部からのいろいろなお店がオープンしていますが、我々も負けずに北部、南部、理系及び医学部地区・大幸地区の生協のお店の運営をともに頑張っていきますので、ご意見やご要望をお寄せください。改装を行いきれいになった南部厚生会館をぜひこれまで以上にご利用をお願いします。組合員の皆様に応えられるお店にしていくのが生協の大きな目標です。 教職員にも区切りとして名古屋大学を去られる方が多数おられます。年金の支給が遅くなることにより、再雇用制度が導入され希望者は継続して働くことが可能ですが、同じ業務を継続することは難しく、他大学を参考にして出来るだけ同じ業務が出来るシステムを導入し、同じような環境で培われた技術、知識などのノウハウを残して教えてもらい、学生実験などの指導や後進の指導をしていただくことは将来の名古屋大学にとって重要なことと思います。 4月に入ればまた新入生が入ってきます。大学受験の難関を突破してきた青少年たちです。また大学院への進学生や留学生も相当数おられます。我々教職員も含め、学生の先輩たちが温かく迎え、不安のない大学生活が迎えられるようにしたいものです。 生協では、学生と生協職員が昨秋より新学期プロジェクトを立ち上げ新入生を暖かく迎える準備をしてきています。歓迎冊子を作成し大学生活の不安を少しでもなくしてもらうことをはじめ、住まいの紹介や新生活用品、教科書及び学習教材、オリジナルパソコンと活用講座、学生どうしのたすけあい「学生総合共済」と、他人に迷惑をかけてしまった時に備える学生賠償責任保険(示談交渉サービス付き)への加入案内などに取り組んでいます。国内外での賠償に24時間対応する内容でぜひご加入をお勧めしています。特に留学生の皆さまにもお勧めしてほしい保障内容でもあります。2月の推薦生の入学手続き時期と3月合格発表前から新入生サポートセンターを立ち上げ、学生スタッフが自分たちの経験を生かし新入生の入学準備のお手伝いをしています。 名古屋大学では運営費交付金削減や国家公務員の人事院勧告をそのまま受け入れてきており、大学法人を含む人員削減の方針など、国の人件費抑制政策の影響で職員の採用は少ない状況が続いています。また、給与・賞与も8年以上減額されて続けてきており、大変厳しい状況となっています。 昨年4月より消費税が5%から8%に引き上げられました。生協にとっても価格の見直しをしてきましたが、組合員の生活と安心・安全を守るためにより一層の努力をしていきますので、これまで以上のご利用とご指摘・ご提案を切にお願いする次第です。 組合員の皆さんには、周りに新しい方がお見えの時はぜひ名大生協のお店を紹介していただき、生協に加入して楽しく大学での勤務をされるよう勧誘をよろしくお願いしたいと思います。14年度のご利用に心から感謝いたします15年度新入生、新入教職員を温かく歓迎しよう

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