かけはし No.318
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- 15 -投稿 かけはしの読者の皆さんはじめまして、情報科学研究科の永峰です。いつも本稿を書いている伊藤さんとは,時々練習やレースでご一緒しています。今回は伊藤さんに代わり、私が最近走った2つのフルマラソンについて記します。いびがわマラソン(岐阜県揖斐川町) 2014年11月9日(日) 記録:3時間50分53秒 私にとっては、伊藤さんと初めて一緒に走った2013年3月の篠山ABCマラソン以来のフルでした。篠山では3時間半を切れなかったことと、それから約1年半のブランクがあったので、今回は目標を3時間半以内として臨みました。しかしながら結果は三重苦にもがきながら辛うじて完走し、ここ10年間で最悪のタイムとなりました。 三重苦の一つ目は雨。いびがわは過去にほとんど雨が降ったことがないと言われていましたが、最近2年続けて雨が降り、さすがに今年は降らないだろうと期待していたら見事に外れ、3年続けての雨となりました。スタート時は小雨でしたが、可燃ゴミ(大)の底に3カ所穴を開けただけの即席雨合羽をポケットに入れておき、途中から雨が強くなり寒くなってきたのでそれを着て走りました。これは防寒に相当効果がありました。 二つ目はスタート前の転倒による怪我です。スタート前に念のためにトイレを済ませておこうと思ったら、時すでに遅く長蛇の列。並んでいたら相当時間を消費してしまいました。慌ててスタート地点へ向かおうとした矢先に突然何かに足がつまずき、自分ではスローモーションのように感じましたが、まず左膝をすりむき、次に左肘、これで終わりかと思ったら弾みで頭も地面に打ちました。トイレに並ぶ列の衆人環視の中での醜態となりました。幸いすぐに起き上がれたので何はともあれスタート地点に行き、改めて怪我の箇所を見たところひどい流血はなかったので、とりあえずそのままスタートしました。しかしさすがに途中で気になって救護所に立ち寄り、消毒と止血の応急処置をお願いしました。そこで頭の傷を見た看護師から、結構深いので後で病院で縫った方が良いと言われました。 三つ目は左ふくらはぎの故障です。いびがわの1週間前に練習で21キロ走ったところ、今までにない痛みを左ふくらはぎに感じました。それからは全く練習せずに様子を見ていたところ、とりあえず痛みが引いたので出場することにしました。スタート直後は上記の怪我の方が気になって左ふくらはぎに特に異常は感じなかったのですが、3キロを過ぎたあたりで突然そこに激痛が走り、スピードを落とさざるを得ませんでした。もう目標の達成はあきらめ、とりあえず行けるところまで行き、できれば完走しようと気持ちを切り替えました。スピードを落としたところ左膝や左ふくらはぎの痛みは和らぎ、心肺が楽になったので何とか走り続けることができ、そのままゴールにたどり着きました。 その日は足を引きずりながらほうほうの体で帰宅し、翌朝大学へ出勤する前に外科へ寄って診てもらったところ、やはり頭の傷は深くて縫った方が治りが早いと言われ2針縫いました。麻酔が効いて全く痛みは感じませんでしたが、生まれて初めて受けた手術でした。袋井クラウンメロンマラソン(静岡県袋井市) 2014年12月14日(日) 記録:3時間58分44秒 伊藤さんと練習を共にしている全学技術セン いびがわマラソン&袋井クラウンメロンマラソン 情報科学研究科 永峰 康一郎

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