かけはし No.315
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- 11 -魔言マスコミはそんなことに構っていられないというのか、なりふり構わぬ有様だ。 私は、偶々、初戦の始まった時刻に、愛知県社会人相撲大会が瑞穂相撲場で開催されており、それに参加していた。そこに集っていた選手一同、試合前にも、最中にも、終わってからも一言もサッカーのことを話すのは居なかった。勿論、中に好きなのも居ただろうが、当面することに一生懸命になっていただけだ。これは、ほんの一例。私の世話になっている整体師は初戦で負けて、多少静かになったのを却って喜んでいた。 こう言ったからと言って、私自身が、丸で無関心というわけではない。出来るだけ善戦して貰いたいと思っている。しかし、サッカーを応援しなければ人にあらずといった昨今の状態は常軌を逸している。報道関係者も、平常心を取り戻して欲しいと思う。(T 2014年6月16日記)高い方が140以上を高血圧と言っていたのが、どんどんその数値が下がって今では130でも注意される。適正血圧の数値が随分揺らいできている。 私自身、35歳過ぎから強制的に人間ドックで健康診断を受けるさせられてきたが、最初の健診で、最高が140を一寸越えていたのを鮮明に覚えている。その時の医師には、薬を呑むほどではないから食事に気をつけろと言われた。その後もう40年になるが同じような血圧、自分で測ってみるが、その時々で随分浮動する。時々150を越えるようなことがあるが、落ちついて計り直してみると130台、或いは、120台に成る。しかし、何回測っても高いときもある。かといって別の日には120台、ひょっとすると110台のときすらある。自分で測るのは余りあてにならないということなのかも知れない。高いときに何か自覚症状があるかと言えば、それは無い。逆に高いと心配して気分的におかしくなることもある。 60歳の時、それまで何にも運動をしていなくて、随分からだ中が硬直してきた。以前からあった肩こりがたまらなくなった。近所にオープン予定の空手道場健康な人の指標 最近、人間ドックはじめ、種々の健康診断の結果の数値についての議論が聞かれる。例えば血圧について言えば、以前はがあった。それで、エイヤッとやれば多少は肩こりの改善に役立つかと思い、尋ねてみた。「多分いいと思うよ」と言う師範の言葉を頼りに入門した。普段はいらっしゃらないが、何かの時には来られる最高師範は整体もやってくれた。曰く、「おまえは、血圧が高いから、ウォーキングをせよ」と。首の所を触ると分かるらしい。それから、言われたとおり来る日も来る日も毎日40分、早足で歩いた。家から四方八方に歩いて行って、大体2700歩当たりで引き返してくると丁度良かった。大方どこから何処までが、何歩というようなことを覚えた。そんなことはどうでもいいが、ほぼ2年欠かさず続けた結果、思わぬ副次的効果があった。体重には僅かな変化しかなかったが、始めたとき、お腹周りが90センチを超えていたのが、70センチを切った。多少リバウンドはあったがウォーキングを止めた現在も70センチちょっとである。血圧も健康診断の時、歩いていって直ぐに計測したりすると高かったりして、要精検などと言われたことがあるが、かかりつけのお医者さんで測って貰うと、何と言うことはない。お医者さん曰く「測り方が下手だ」と。ついでに、そのお医者さんは、この頃は130で高血圧などと言って薬を呑ませるが、薬屋の陰謀だと。素人には確かにそう見えた。 今回、「これが『健康な人』です」という見出しで出ていた記事(中日新聞2014.4.5)は、見方に気をつけなければならないが、血圧、コレステロール、HbA1c、中性脂肪、γ-GTPの値が表示されている。人間ドック学会の示す基準値よりかなり幅が広い。此で自分は大丈夫と思ってはいけないだろうが、逆にビクビクしなくてもいいので気休めには成る。気休めではいけないかも知れないが、気にしなければいけないのが、一番体に悪いと思うので、これもいいと思う。ただ、個人差があるし、何か持病が有れば、やっぱり気をつけるに越したことはないだろう。 今日の新聞には生活習慣病関係の医療費が1年で10兆円になるとある。気を付けなければならないと思う。医療にお金を使うのは国民にとって大事なことだと思うが、国民が気をつけて、成るべく生活習慣から来る病気にならないようにすることは大切だと思う。 (T 2014年6月17日記)

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