かけはし No.314
11/20

- 11-で大きく書かれていた(中日新聞2014.2.15)。有名人の著作には、多くはゴーストライターが居るという。ゴーストライターは自分の名前で出すより、有名人の自作とした方が沢山売れて分け前も大きいから文句は言わないのだそうだ。その例が幾つかあげられていた。 ここにはベートーベンは実力勝負ともあった。流石である。「物語より、楽曲で勝負を」ともあったが、本筋は、音楽は楽曲そのもので評価するのが本筋である。此は洋の東西、時代に関わらない。 和歌の世界では「読み人知らず」の名歌がいっぱいある。(田 2014年4月17日記)使ったことは、その後の色々の情報から明々白々。猪野瀬さんは、50万円の罰金の略式命令でケリが付いてしまったから、もう後のことは分からない。渡辺さんはどうするのかしら。みんなの党の代表を辞めれば済むこみんなの党の渡辺さん8億円となのかどうなのか。残りの5億5千万円は、親戚縁者から掻き集めて返済したと言っているが、今度はそのお金はどうするのか。それは問題ないのか。 ただ、不思議に思うのは、貸す方が何を求めているかということである。何の見返りも期待していないとは思えない。 以前の田中・金丸・竹下のような金銭に纏わる政治家の汚職問題は漸く影を潜めてきたが、こういうお金に纏わる問題は、手を変え品を変え次々と顔を出してくる。小泉さんの頃や、民主党政権の頃は、鳩山さんがお袋さんから貰ったお金がべらぼうだったこと以外無かったが、とにかくいい加減にして欲しい。(田 2014年4月19日記)のジャーナル」)。 鄧家貴(習近平・国家主席の義兄)、 温雲松(温家宝・前首相の息子)、 劉春航(温家宝・前首相の娘婿)、胡翼時(胡錦濤・元国家主席のいとこの子)、李小琳(李鵬・元首相の娘)、呉建常(鄧小平氏の娘婿)、車峰(戴相竜・前中国人民銀行総裁の娘婿)、王軍(王震・元国家副主席の息子) 、王之(王震・元国家副主席の息子)、傅亮(彭真・元全人代常務委員長の息子)、葉選基(葉剣英・元全人代常務委員長のおい)、王京京(王震・元国家副主席の孫娘)、粟志軍(粟裕・元人民解放軍総参謀長の孫)。 これはそのほんの一部、世の中には沢山の、お金を隠さなければならぬ人達が居る。ただ、前出の新聞記事に依れば、2000年以降、中国から、一兆ドルから四兆ドル(随分差があるが)の資産が、流出していると推計されているという。 一国の為政者に繋がる人々が、自国を信用していない様子が見て取れる。折しも、この温家宝元首相の親族による蓄財問題を報道したアメリカのニューヨークタイムズの中国特派員に記者証が発行されず強制退去させられたと報じている(中日新聞2014.2.2)。 げに、お金は全てに優先しているように見える。(田 2014年2月2日記) これもよく分からない事件だ。先年の衆議院選挙の前とその翌年の参議院選挙の前の二度に亘って、みんなの党の渡辺代表が、化粧品会社の社長から、合計8億円を借り、その内、2億5千万円は返したが、その残りは未返済だという報道があり、色々政界を騒がせた。 去年暮れの事件、猪野瀬東京都知事が、都知事選挙前に徳洲会徳田氏から5千万円を借りたということと同じ構図の出来事だった。猪野瀬さんの事件が明るみに出たとき、渡辺代表が、いつもの怖い顔で怪しからん事だというようなことを言っていたのが目に浮かんだ。同じ穴の狢だったが、金額が桁違いだ。それでも、個人的に借りた物で何の問題もないと言っていた。それも猪野瀬さんと同じ。 それにしても、大金がいとも簡単に貸し借りされている。個人的にと言っているが、選挙に 最近の新聞報道でこんな事を見た。中国の習近平の親戚縁者が英領バージン諸島の企業を資産管理に活用しているとガーディアン電子版を引用する形で報道されていた(中日新聞2014.1.23)。 この、タックスヘイブンの利用は、西洋のコンサルタントが働きかけた結果という。例えば、次のような人達が、どういう所に預かっているかも含めて、インターネット上に掲げられていた。名前と、関係する政治家との関係を記しておく(「法と経済タックスヘイブン 税金天国、こういうところが世界のあちこちにある。世の中の金持ちが、自国では沢山税金に取られてしまうので、そこにお金を置いたり、会社組織の場合は、税金の安いところに本社を置いたりして、節税する。中には、それをその国、或いはその自治体の主な収入源にしているところもある。昔から、スイスは有名だった。スイスの銀行は、決してその持ち主等を明かさないということで、そういうところを利用する人達の信用を得て、世界の富を集めているという。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です