かけはし No.314
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- 10-ニュースに一喝!ニュースに一喝!トップセールス この頃世界中で、と言うと大げさかも知れないが、その国の大統領や首相が、財界の面々を引き連れて、政治的外交の話しもあるのだろうが、技術や物を輸出したり、資源を買い付けたりするということが行われている。そして、これが当たり前になっており、日本は、中国、アメリカ、ヨーロッパに後れを取ってしまっていると言われたりする。 もう相当前の話だ。日本では安保騒動のあと所得倍増を旗印に首相の座に就いてた池田勇人首相、フランスでは、戦後の混乱、アルジェリアの紛争処理などをやってのけたドゴール将軍が大統領になっていた頃、昭和30年代後半、つまり、1960年代版半の頃だから、50年も前のことだ。池田首相がヨーロッパ諸国を外遊し歴訪した。ドゴール大統領は、その池田首相のヨーロッパ歴訪を「トランジスタのセールスマン」と称して揶揄したものだ。1962年のことだった。池田首相は、ドゴール大統領にトランジスタラジオを贈ったという、ドゴールは首相がトランジスタラジオを売りに来たと思ったそうだ。この時ドゴールが言ったセリフが「彼はトランジスタラジオのセールスマンか?」有名な言葉です。今思えば、世界のトップを行っていたのだ。 その後、日本は護送船団方式などと海外から言われながら、官民一体の経済成長戦略を続けた。これが諸外国から批判され、官民分離した。 ところで、現下の世界経済は、経済活動はどうか。現代の世界経済は、一企業の活動だけでは国際競争・国際的な受注合戦に勝てない状況になっているという。 こんな例があった。先般、韓国が中東で原発の建設を受注した。破格の条件で、韓国元首自らがトップセールスマンとして動いたという。もともと、韓国の原発は日本の技術である。 日本政府も漸く動き始めた。安部首相自身、北方領土の問題もあるけれども、もっぱらエネルギー資源の交渉、沢山の経済人を連れて、アフリカまで訪問した。 アメリカには高速鉄道の売り込み、ベトナムにも高速鉄道の売り込み、。中国が高速鉄道の売り込みをしているというのは、聞いて驚いた。国内の高速鉄道も、日本の物を隠して使うという。反日感情に留意してと言うが、反日感情を育てたのは一体誰なのだろう。誠に奇妙な話し、我々には合点のいかないことが多い。 負けじとフランスのオランド大統領も、原発の共同売り込みをしようと持ちかけてきている。日本の原発技術は高いという。確かにそうだろう。事故の教訓を生かしてと言うのだろうが、我々は国内で駄目だっのを海外に輸出することにはどうも後ろ暗さを感じてしまう。しかし、日本が手をこまぬいている内に、もっと杜撰な物が海外諸国に建設されるとすれば、これまた困ったことだから、ここはよくよく考えなければならないことのようだ。(田 2014年4月18日記)人も、オリンピック委員会も特にその作曲者のことは問題ないということだった。私も、これはこれでよかったと思う。 20年間に亘ってゴーストライターを務めていたという大学講師も、記者会見を開き、共犯であると謝罪した。その後も、週刊誌等では佐村河内氏自体について色々詮索された。こういうメディアは何か問題あれかしと狙っているのであるから、格好の餌食になってしまったということだ。 その後、佐村河内守氏はひげを剃り、長髪を切り、黒めがねを外して、お騒がせをして申し訳なかったとお詫びの記者会見をした。耳の不自由さなどについても、若干のやりとりがあったが、この問題は一と先決着が付いた。 こういう代作ということ、色々なことに関わってくることだ。どんな場合も、金銭的な問題もあろうが、今回も同様であった。 私は、このことが問題になった最初の時から、或いは語弊があるとは思うが、騙される方が悪いと思った。誰が作ろうが、いい曲ならいいし、幾ら著名人であろうが、悪い物は悪いのである。その辺の所、世間は往々にして名前に騙される。 その後、「ゴーストはどこにでも」という見出しの記事があった。そこには「別人作曲問題 業界によっては『常識』?」とま代作 聾という障害を持つ佐村河内守氏が作曲したという曲には、実は、ゴーストライターが居たということが、大きな話題になった。特に、ソチオリンピックフィギュアスケートで高橋大輔選手の使う曲が、混じっているというので一層話題になったが、そのことは一向かまわぬということでケリが付いた。高橋選手本

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