かけはし No.313
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- 3 -主 張 なかなか暖かくなりませんが、桜の開花も聞かれ待ち遠しかった春ももうすぐです。名大生協では2月末日が年度末となっており、3月から新年度の始まりで新学期の準備で大忙しの時期を迎えています。 生協の13年度決算は予算達成ができた部門も少なく、全体として昨年並みの47億の供給高となりました。人件費を極力抑え経費を圧縮して事業剰余は小幅の黒字とすることができました。昨年度は政権が変わって景気対策に積極的に取り組んできたようですが、思うように個人の収入が増えず消費は伸びていません。ここ数年落ちていた公費の利用が増加の方へシフトしてきています。その中でも利用者数は6万1千人(+2%)ほど増加しており、47億円を越える大学構成員の皆様の利用結集があったことは本当にありがたいことです。心から感謝申し上げます。 この間、大学内の新しい建物に外部からのいろいろなお店がオープンしていますが、我々も負けずに北部、南部、理系および医学部地区・大幸地区の生協のお店の運営をともに頑張っていきますので、ご意見やご要望をお寄せください。特にダイニングフォレストは耐震工事のため利用ができなくなってご迷惑をおかけいたしました。3月下旬から営業を再開いたしましたので、ぜひこれまで以上にご利用をお願いします。組合員の皆様に応えられるお店にしていくのが生協の大きな目標です。 教職員にも区切りとして名古屋大学を去られる方が多数おられます。年金の支給が遅くなることにより、再雇用制度が導入され希望者は継続して働くことが可能ですが、出来るだけ同じ業務が出来る環境で色々な技術、知識などのノウハウを残して教えてもらい、学生指導や後進の指導・技術継承をしていただくことは将来の名古屋大学にとって重要なことと思います。 4月になってまた新入生が入ってきます。大学受験の難関を突破してきた青少年たちです。また大学院への進学生や留学生も相当数おられます。我々教職員も含め、先輩たちが温かく迎え、不安のない大学生活が迎えられるようにしたいものです。 生協では、学生と生協職員が昨秋より新学期プロジェクトを立ち上げ新入生を暖かく迎える準備をしてきています。学生の不安と大学生活のイメージをふくらませる歓迎冊子の作成、住まいの紹介や新生活用品、教科書および学習教材、オリジナルパソコンと活用講座、学生どうしのたすけあい「学生総合共済」と他人に迷惑をかけてしまった時に備える学生賠償責任保険(示談交渉サービス付)への加入案内などを取り組んでいます。特に留学生の皆さまにお勧めしてほしい保険内容でもあります。2月の推薦生の入学手続き時期と3月合格発表前から新入生サポートセンターを立ち上げ、学生スタッフが自分たちの経験を生かし新入生の入学準備のお手伝いをしています。 名古屋大学では運営費交付金削減や大学法人を含む人員削減の方針など、国の人件費抑制政策の影響で職員の採用は少ない状況が続いています。また、給与・賞与も7年以上減額され続けており、大変厳しい状況となっています。 4月より消費税が5%から8%に引き上げられます。生協にとっても価格の見直しをせざるを得ない状況ですが、組合員の生活と安心・安全を守るためにより一層の努力をしていきますので、これまで以上のご利用とご指摘・ご提案を切にお願いする次第です。 組合員の皆さんには、周りに新しい方がお見えの時はぜひ名大生協のお店を紹介していただき、生協に加入して楽しく大学での勤務をされるよう勧誘をよろしくお願いしたいと思います。13年度のご利用、誠にありがとうございました14年度新入生、新入教職員を温かく歓迎しよう

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