かけはし No.311
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- 10-蒲郡音羽から蒲郡へ向かった。40年近く前、三ヶ根山スカイラインへは行った事があり、また、直前の3月にスカイラインの入り口に当たる形原温泉で委員会合宿があったので、ナビも確かめずスカイライン経由でホテルに到着した。スカイラインは今でも有料であったが、天気が良すぎて暑い日だったので途中で景色を見るでもなし、ホテルは形原温泉側と反対から行くと有料区間に入る前の頂上近くに有ったので、全くの無駄骨であった。後で聞いたら、Mさんも同じことをしたそうだが、良い眺めだったそうで、少し惜しい気がした。 講演は翌日の午前なのでさっそく温泉につかったが、後から調べたら「美人の湯」は揖斐の「いけだゆげ温泉」からの直送?と言う事で、肌がすべすべになると言う事だが、記憶に無い。天然温泉「湯華の郷」(入浴料¥800)は弓削寺の門前に泉源が有り、温泉が出る前は山菜料理で有名だったそうで、精進料理がいただけるそうだ。池田町にまえからある池田温泉は入浴料¥500で、祝・休日は駐車場が満車になるほど賑わうが、すぐそばの道の駅に駐車することができる。後者には何度も行った事が有るが、泉質はどちらも同じらしく、ぬるめの湯につかり手で肌をなでるとつるつるになっている事がわかる。話を戻すと、その日は寝るだけなのでふろ上がりに自販機のビールを飲み、やがて夕食になった時、アワビの残酷焼き(蓋がしてあるので蒸し焼き?)が美味しかった。 翌日の講演では、大学生の神経系病気というか、いわゆる心の病の話がされたのであるが、これを聞きながら、昔、3年学生実験の割り振りを行っていた時に直面した、単位を落として再実験を行う学生たちを思い出した。学生実験は、出席しないと単位が出ない事からわかるが、再実験する学生は不登校生が多い。しかし、3年生になっているのに不登校になっている理由がわかる仕組みが出来ていなく、年々貯まっていく傾向が有った。中には途中で投げ出す学生もあり、本来は年間を通じて単位認定をするのが原則であるが、テーマごとに認定し、不足分を補わせるような事で対処せざるを得なかった。現在は知らないが、こうした3年生までの学部学生に対する教育職の研究者からの対策はほとんどなかったように記憶している。4年生になると、研究室の一員あるいは予備軍という位置づけから、不登校などにも対処することが出来る。これは大学院生にも当てはまる事で、時には重い流感の事もあるが一週間出てこない場合は黄信号で、特に下宿生には誰かが訪問するような対策を取る。研究室に出られないのは、他人から見ると原因不明でも本人にとっては大問題で、登校してこないが、一旦出てくると何でもなかったようになり、深く追わないのが常である。現在では「うつ状態」への薬もある様だが、本人が医院へ出かけない限り処置できないわけで、まわりの人間に気がついて貰わないといけない事に変わりない。気分転換が良いことは誰でも思い当たると思うが、大昔タバコをやめて、その臭いが嫌なのに暗くなると止まり木に出かけるので、此処までこわれずにこれたのかな。 (星野 香)瑞浪・中国人殉難者慰霊供養祭に参加して全学技術センター 河合利秀生協教職員委員会主催のピースツアーで、毎年恒例となっている「瑞浪中国人殉難者慰霊供養祭」への参列と地下豪見学ツアーについて報告します。 瑞浪の慰霊供養祭ツアー 私にとって、瑞浪の慰霊供養祭は大変刺激的で勉強の場となりました。地元の人々が始めた真心こもった平和運動が市の公式行事として毎年慰霊供養祭が営まれていることは大きな驚きです。多くの中国人留学生と共に慰霊供養祭に参列できたことを思い出しつつ、9月15日、中央道を瑞浪へと向かいました。 参加者は私たち夫婦と皆川さんの3名。本当は多くの学生さんに参加してほしかったのですが、残念でなりません。 ここ数年、ほぼ毎年慰霊供養祭に参加してきましたが、来年3月で定年退職となる私は、たぶんこれが最後の参列になるとの思いもあって、これまでの慰霊供養祭を思い出しながらの地下豪見学と慰霊供養祭参列とな

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