かけはし No.310
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- 13 -魔言いいという物、世間がいいという物が必ずしも絶対ではない、寧ろ、そういう専門家が価値を認めようとしない物にもいい物があるのだということである。そういう物にこそいい物があるとまでは言わないけれども、本当にそうであると思う。 我が業界に於いてもその通り、学界が認めた物がいいとは限らない、学界で認められない物が駄目だとは全く言えないということである。学界が具眼の士ばかりとは限らないのである。世紀の発明家と言われる人がキチガイ扱いされたり、大発見が世に認められなかったということはざらである。 世の評価ばかりに一喜一憂する人に、このプライスさんの話を聞いて貰いたかった。 (T)きりしない。しかし、相当の数に上るようである。 何でも「依存症」などと名が付けばいいことはない。それがなければ、何とも成らないのだから、困ったことである。アルコール依存症、ニコチン依存症などは、対象がはっきりしていて、その対処法も割合確立している。尤も、患者にとっては克服は大変なことらしい。ゲームやパチンコなど勝負事に嵌り込んでしまうように、ネットに夢中になり、自分からそれを止めることが出来なくなり、健康を害したり、家族関係を壊したり、社会的に不適応を起こしたり、かなり大変なことである。それが、段々低年齢化しているらしい。小学生の内は大変スポーツ好きで活発だった子が中学生になった頃からネットにのめり込み、ゲームで殺戮を繰り返し、親がたまりかねてネットを遮断したら、家で暴れて物を壊し、ネットカフェから帰らなくなってしまい、熱中の余り飲まず食わずで動けなくなってしまった子のことが、新聞に載っていた。 健康面では、自律神経失調になるらしいし、記事にあったように、寝食を忘れて熱中という事で体を損ねることもある。バーチャルの友達はあっても、実際に友達は出来ず、そういう面でも、生活が歪む。 ネット依存が疑われる人が成人で270万人とは大変な数だ。未成年者はこれをはるかに上回ると言われる。 酷な言い方をすれば、こういう依存症は、多かれ少なかれ、自分の責任なのだが、今の世の中、そんなことを言ってはおれない。そういうことに対しても、救いの手をさしのべなくてはならない。これは、どんな病気に対してもそうだ。 (T) 大げさなことを言うと、ほとんど一日中、夜も昼もサイレンが鳴り通し、消防車や救急車の出動が、のべつ幕無しだ。 この夏、熱中症に関連して搬送された人が、八月の中頃で既に四万人を超えているという。救急車は出動して帰ってきたら、またすぐ次の出動と休む暇もないという報道があった。私が住んでいる近くにも、消防署(救助隊)がある。そこからの緊急車の出入りを見ていてもおおよその見当が付く。 今日のニュースでは、小型飛行機が着陸失敗して落ちたり、小型バスがカーブを曲がりきれずに谷に転落したり、事故の多ネット依存症 この頃俄に喧しくなってきた。以前から、アメリカや韓国では問題になっていたという。中国でも千万人単位でそういう症状の人が居るという。日本では、未だ専門の医療機関も少なく、問題は深刻化している。十分な定義も出来ていないようなので、一体どれくらいの人が、その症状のある人なのかは、はっサイレンいこと。爆弾やデモ、銃撃といったことがないだけ未だましなのかも知れないが、花火会場では露天の照明用の発電機に使うガソリンが爆発して、大やけどして死んだ人などが出た。大変な世の中だ。 この頃、やたら花火大会が多いが、それに伴って、やっぱり事故も起こっている。花火など、火薬を使う物に関しては、厳重な注意はしていると思うが、それでも事故がある。楽しいはずの催しが惨劇になっては困る。主催者も、見物人も共に気をつけなければならない。 毎日正午にサイレンが鳴っていたのは別として、サイレンの音を聞けば先ずまともなことはない 。 以前、このサイレンを聞けば何事かと聞き耳を立て、音が近づいてくれば外まで出てみていたものだ。最近は、ウーウーカンカンという消防車の声もサイレンの中に混じるが、昔のように火の手の上がることはほとんどなくなった。それでも、あちこちからその音が聞こえてくると、何事かと不安な気持ちになる。 こう、サイレンが多くて不感症になるのも問題だ。救助隊員も休憩が必要だろう。(T)

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