かけはし No.309
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- 12-- 12- 我が家には2匹の猫がいます。8歳♀と2歳♂。そのうち2歳♂のほうが4月中旬から体調を崩し、劇痩せして入院、退院後に癲癇の発作を起こして再入院、その後歩けなくなり、食事、トイレ、薬、水のみの介護が必要になってしまいました。少し前のかけはしにものせた写真の猫です。それから介護生活が始まりました。朝・夕2回の効癲癇薬と夕方は錠剤も飲ませます。さらに自分で食事、給水ができないので、これも注射器で無理やり与えます。しかし平日は朝・夕2回の食事では食事量が足りず、どんどん痩せてしまっていたため、休日もできるだけ家にいて食事を頑張って食べさせるという生活が5月中旬まで続きました。さらに、力が入らないため自力排泄ができず、週2回動物病院に通い、排便介助をしてもらわなければならず、なかなか計画的に練習もできず、5月に予定していた仙台ハーフマラソンへの遠征も、介護のために棄権することになったりとあわただしい毎日でした。 ランニングノートなのに猫の介護ノートになってしまいそうなので、猫の話はいったん置いておいて、6月1日に愛知県選手権西三河予選会に参加してきたのでその話に切り替えたいと思います。当初は歩くことも食事もトイレも自分でできなかった猫のレモンも少しずつ回復して、食事、水のみ、トイレは自分でできるようになり、日中も自分で餌を食べてくれるので、安心してレースに出走できるだろうということで5000mのレースに参加してきました。今シーズンここまでのシーズンベスト(以下SB)は18分27秒。そのときのレースでは途中400mトラック1周で90秒を超えてしまうようなラップがあったので、今回のレースでは苦しいところでも88秒~89秒では走りたいと思って臨みました。とはいえレースのときは時計を使わないので、正確なラップはわかりませんが1コーナーに設置されている時計で確認したところ、今回はおおよそ90秒を越えることはありませんでした。結果と通過タイムは、1000m(3分30秒)、3000m(10分51秒)、5000m(18分09秒18※SB)。風があったことと、今回のレースでは目標タイム16分40秒の人もいる早い組に入っていたため、2000mくらいまでは最後方で風の影響を少なくするように走ったため、1000~3000mの2000mより、最後の2000mの方が速いという今までにない結果になりましたが、最後方を走っていたところから一人かわして前に出たもののその前までは着けず2000m以降ほとんど単独走になってしまったのは今後の課題です。とはいえ、自分の入っている、16分40秒が目標の人もいるという組を知ったときは帰ろうかと思ったくらいなので、スタートラインにも立ったし、今回目標にしていた18分10秒を切ってSBも出せたので現時点では満足できる結果でしたが、自己ベスト(17分33秒12)まではまだまだ遠いのでまずは18分切りを目標に頑張ろうと思います。レモンも餌、水、トイレはじぶんでできるようになり、手がかからなくなってきたとはいえ、まだ投薬は必要だったり、結婚式の準備などもあり限られた時間のなかで練習内容を工夫し、何よりも継続できるように8月までは、60分以上走る、できる時は練習後に100m×10を大まかな練習の柱にしていこうと思っています。ランニングノート(32)猫の介護と今月のレース全学技術センター 伊藤 耕

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