かけはし No.307
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- 6 -- 6 - 11月10日9時に名古屋大学博物館前に集合して、会場の桝塚味噌に向かって出発。国道153号線で豊田方面に向かい、東新町2丁目を南下する。三河上郷駅を通り過ぎたところに仏像彫りの喫茶店「昔むかし」でモーニングを食べながら仏像を見学する。桝塚味噌野田味噌商店には開始前の11時前に到着した。今日の企画は大学生協東海事業連合主催の新米を味わう会である。その企画の中に味噌仕込み体験があり参加した。東海地域にある大学生協の学生、生協の職員などで50名を超える参加者がいた。 はじめに野田社長の講演があり「食べることは生きること」「食育は子供より親の教育が必要」と特に若い学生に向けてちゃちゃっと食事を食べさせるのではなく家族が一緒にちゃんと食べることの大切さを話された。その後、大学生協の食のこだわりとしてほうれん草、浜名湖うなぎ、比内地鶏の取り組みについてと北海道産米ななつぼしの田植え、稲刈りについて報告された。お昼の弁当はななつぼしの新米とほうれん草、鶏の唐揚げ、みそ汁と豚汁をおいしくいただいた。 午後は野田味噌商店の味噌蔵を見学した。蔵の建物は戦時中岡崎海軍航空隊格納庫と兵舎をリサイクルして使っていて屋根は軍用規格の厚めの鉄製でできているそうだ。人の背よりはるかに高い味噌樽は直径2mあり、4人家族が朝晩みそ汁を飲んで千年かかる量だそうだ。見学の最後に蒸した大豆に麹菌をつけた味噌玉が用意されていて味噌の仕込み体験となる。味噌の仕込みは味噌玉と塩と水だけである。はじめに味噌玉を手でつぶしたら大きなポリ容器に入れ分量の塩と水を入れて混ぜる。この混ぜ方が均一でないといけない。結構な力作業である。参加者を4班に分かれて仕込み体験をした。4班で仕込んだものをを1つの樽に入れてさらによく混ぜる。野田味噌商店ではこれを18ヶ月寝かして味噌にするそうで1年半後に出来上がるのが楽しみである。その後、食育のワークショップの企画があったが名大から味噌作り体験に参加したわれわれは失礼して名大に向けて出発、途中、平針南で参加者の田中夫妻をおろし名古屋大学に17時に帰ってきた。食べることは生きること 土曜日は、大変楽しい体験をありがとうございました。お陰様で、良い時間を過ごすことが出来ました。帰りには、自宅前まで送って頂いて、感謝でございます。(行きには、大変興味深い喫茶店にも寄ることが出来てそれも大きな収穫でした。) お味噌屋さんの味噌藏が航空機の格納庫だったとは、驚きました。社長さんの情熱を感じました。食べることそれは生きること(生きる様)で、小さい子供の時から「ちゃんと」教えないといけないことだとあらためて思いました。(自分はもう遅いですが…。) 意外と皆さんがお近くにお住まいなので、驚きました。(田中慶子)旧日本軍航空機の格納庫を利用した味噌蔵均一に混ぜるのは結構な力仕事である。兵舎を利用したこの蔵が一番美味しい味噌が出来ると説明する野田社長。味噌作り体験18ヶ月後の出来上がりが楽しみ

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