かけはし No.307
3/23

- 3 -- 3 -主 張 定期試験が終わり、修論・卒論などの発表会なども終了し、待ち遠しかった春ももうすぐです。名大生協では2月末日が年度末となっており、3月から新年度の始まりで新学期の準備で大忙しの時期です。 生協では1月末の段階まで大幅に供給予算の達成が難しい状況です。しかし、人件費を極力抑え経費を圧縮して事業剰余は赤字ですが、事業外収益により当期剰余は黒字の予想を立てています。今年度はなんと言っても一昨年の激甚震災後、様々な活動自粛に始まり、余りの広大な地域の壊滅的被害に復興も思うように進まず、また、民主党政府の経済対策がほとんど効果を示さないまま、不況から脱出できずにきており利用が伸びませんでした。また、ここ数年落ちていた公費の利用が何とか増加の方へシフトしてきています。その中でも利用者数は3万6千人ほど増加しており、46億円を越える大学構成員の皆様の利用結集があったことは本当にありがたいことです。心から感謝申し上げます。 この間、大学内の新しい建物に外部からのいろいろなお店がオープンしていますが、我々も負けずに北部、南部、理系および医学部地区・大幸地区の生協のお店の運営をともに頑張っていきますので、ご意見やご要望をお寄せください。組合員の皆様に応えられるお店にしていくのが生協の大きな目標です。 教職員にも区切りとして名古屋大学を去られる方が多数おられます。年金の支給が遅くなることにより、再雇用制度が導入され希望者は継続して働くことが可能ですが、出来るだけ同じ業務が出来る環境で色々な技術、知識などのノウハウを残して教えてもらい、学生実験などの指導や後進の育成をしていただくことは将来の名古屋大学にとって重要なことと思います。 4月に入ればまた新入生が入ってきます。大学受験の難関を突破してきた青少年たちです。また大学院への進学生や留学生も相当数おられます。我々教職員も含め、学生の先輩たちが温かく迎え、不安のない大学生活が迎えられるようにしたいものです。 生協では、学生と生協職員が昨秋より新学期プロジェクトを立ち上げ新入生を暖かく迎える準備をしてきています。歓迎冊子を作成し新入生の不安を少しでもなくしてもらうことをはじめ、住まいの紹介や新生活用品、教科書および学習教材、オリジナルパソコンと活用講座、学生どうしのたすけあい「学生総合共済」と様々なリスクに備える各種保障制度を提案・準備しています。2月の推薦生の入学手続き時期と3月合格発表前から新入生サポートセンターを立ち上げ、学生スタッフが自分たちの経験を生かし新入生の入学準備のお手伝いをしています。 名古屋大学では運営費交付金削減、大学法人を含む国家公務員定員削減の法律など、人件費抑制政策の影響で職員の採用は少ない状況が続いています。また、給与・賞与も5年以上減額され続けてきており、さらには退職金までも削られるという大変厳しい状況となっています。 組合員の皆さんには、周りに新しい教職員がお見えの時はぜひ名大生協のお店を紹介していただき、生協の組合員に加入して楽しく大学での勤務をされるよう勧誘をよろしくお願いしたいと思います。12年度のご利用ありがとうございました新入生、新入教職員を温かく歓迎しよう

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です