かけはし No.307
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- 13-- 13-言ってそれを買わせるのだろう。そんなことまで言われている日中関係、政治家達の努力が必要だ。幸い日本国民は一部おかしな人達を除いて落ちついているのは幸いである。(田 2013年2月15日記)橋下劇場 大阪市立桜宮高校バスケット部のキャプテンが監督の教師の体罰を苦に自殺した事件。自殺にまで追いやられた生徒の無念、その両親の悲しみはいかばかりか、想像も出来ない。この事件を切っ掛けに、色々な所から、体罰の問題が浮かび上がってきている。先には、いじめを苦に自殺した生徒も居た。 小、中、高生といった、これから前途洋々の子供達が自ら命を絶つなどということは、言いようもない悲惨で悲しいことだ。幾らでも、それについて論評することは出来るけれども、なんと言っても仕方がない。掛け替えのない命があっけなく失われてしまうということは、色々な意味で大きな損失である。 なぜ、それが救えなかったのか、あとから色々言われるが正に後の祭り、再発防止策が言われるけれども一向効き目はない。 最初の話に戻るが、この件を切っ掛けに、体育科の生徒募集を停止すると橋下市長は言いだした。それより一寸前、田中真紀子文部科学大臣が大学新設の認可をしないと言ったときの騒動と似ている。大学認可のことは、その後の経緯から、寧ろプラスの方向に向いた。今回の募集停止は、それを目指していた生徒の将来を突然閉ざしてしまうような振る舞いだ。この体罰に関して、どんな言い方をしたのかはっきり覚えはないが、そのことを橋下市長は大阪の恥だと言ったという。それを、桜宮高校の生徒達は、自分たちが大阪の恥だと言われたように受け取ったらしく、何故自分たちが、大阪の恥なのかと反発したという。尤もな話しだ。アルジェリア人質事件 この一月に発生したアルジェリアのガス開発会社に対するイスラム過激派の人質を取っての攻撃では、外国人が標的にされ、37人が死亡したと言われる。日本人もこの開発に長く協力してきた人を含め10人が殺された。無駄な人は一人もいないが、その中でも大事な人々であった。関係者の嘆きはいかばかりかと思う。テロリスト達の人質に対する扱いも聞けば誠に酷いものだったようで、こんな事で死ぬのは、本当に無念であったと思う。深く哀悼の意を表する。 テレビで見る限り、砂漠の中 高校の入試は目前に迫っている。受験生のことはおかまい無しに、トップダウンでこんな事を決められては堪らない。教育委員会は、看板だけを掛け替えて、中身はそっくりそのままにしようとしているという。そのゴマカシ方も、一面分からないではないが、やはり、受験する生徒達のことを考えれば、はっきり、市長のやり方が間違っているということを言うべきである。それが分からないような市長ならば、見捨てるほか無い。教育の場に、政治がこんな形で介入することは、橋本氏にとっては、大衆受けをねらった一種のパフォーマンスかも知れないが、それによって人生を狂わされる者にはとんだ迷惑である。 これが分からない人なのだろうか。(田2013年2月8日記)にあるプラントで、外部から侵入するのは難しいように見える。警戒も厳重であったようだ。初めから言われていたが、案の定、内通者が居たようだ。正に獅子身中の虫たちだ。 それにしても、アルジェリア政府のやり方は乱暴だった。初めのうち、フランス政府も、イギリス政府もそのやり方を詰っていたが、いつの間にか、称讃とまでいかなくても、その解決策に賛意を表した。テロリズムに対する憎しみの表れだろう。日本人的なやり方とは大いに違うが、郷に入っては郷に従わなくてはならないのだろうか。日本人も、日本企業もこれからは、十分警戒し、やられないようにしなければならないことになったようである。 もともと事件の発端は、ここを襲った連中の根城であるマリ共和国に、マリ政府の要請を受けてフランス軍が攻撃をしていることに対する反撃の意味を持っていたという。これから色々分かってくるだろうが、大本を正せば資源の分配に対する不公平感から起こってきている。この根本的解決は、恐らく、公正な資産の分配による世界の貧困撲滅しかないのだろう。(田 2013年2月7日記)

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