かけはし No.307
12/23

- 12-- 12-ニュースに一喝!ニュースに一喝!アベノミクス 昨年末の総選挙で、自民・公明が圧勝(?)して、安部第二次内閣が誕生した。経済界、国民の多くはこれを好感しているようだ。選挙中の発言から、景気浮揚、円高是正などを期待して、市場もその期待に添うように動いている。景気は誰かが言っていたが、正に「気」のものであるから、そういうムードが大切だという。実態は、安部政権は民主党政権がめちゃめちゃだったので、それを是正していくと言っているが、余り代わり映えはしない。ただ、補正予算で、公共事業費の大盤振る舞いがあるが、一方で、春闘での賃上げには企業側は否定的である。又、生活保護費などは削減の方向、復興予算はかなり増額するが、そのツケは増税になるだろう。 日銀に対して、インフレ率2%を掲げさせ、政府との強調を強いている。日銀総裁は、任期を待たず、辞任の意向を示している。圧力があったということは否定しているが、世間では見え見えのようである。それに依って、又円安が進んでいる。 総じて、経済学者の分析ではアベノミクスに対する評価は低い。何時か来た道だというのが大方の評価である。 にもかかわらず、円レートは安部政権誕生以来10円以上円安方向に向いている。株式市場もリーマンショック以来の高値を付け、出来高も大きくふくらんでいる。企業にとっては、大歓迎の様子である。 ところが、円安の途端に、ガソリンは値上がりしている。やがて電気・ガス代に跳ね返ってくるだろう。賃金も連動して上がれば何とかなるだろうが、それはこれからだ。 経済は、確かに生き物のようである。今まで、経済学者の言うことが当たったことはあまりないようである。今回のアベノミクス学者の危惧するようになるのか、経済界、多くの国民の期待のように動くのか、経済学者ならざる一国民としてみていきたい。(田 2013年2月7日記)中国外務省報道官 昨日のテレビで、今回の中国海軍フリゲート艦から、日本の艦船や、ヘリコプターに対して、射撃用のレーザー光線が照射された事件について、中国外務省の報道官が、それは報道で知ったと言っているのを見た。 これを真に受けていいのだろうか。政府としては何も知らなかったというのである。もし、本当なら、それはそれで怖いことである。現場の軍関係者が、独断でやったとすれば、政府の統制が取れていないことで、かつての日本軍が、政府の制御に従わず暴走したのと同じである。 そうでなくて、政府での決定ではあるが、そう言えば何故そんなことをしたか説明しなければならない、説明が出来ないからすっとぼけたのだということかも知れない。戦争をしているのでもないのに、正に「撃つぞ」と言っているのと同じ事だから、日本政府が、「異常なことだ」と言っているとおりである。然も、公海上のことだという。 何としても、中国政府のきちんとした返答を貰わなければならない。 そう言えば、随分前になるが、「毒入り餃子事件」についても、きちんとした回答は得ていないように思う。何か正式の返答が有ったのだろうか。忘れたようなふりをして、日本人が忘れるのを待っているのかも知れない。大体のことは分かっているが、最初の居丈だかな言い分、我々は忘れていない。日本政府にもきちんとして欲しいものである。どうでもいい小さな事ではないと思う(2013年2月7日記)。 その後になって、そんな事実はない、日本の捏造だときた。いつもの手だ。日本に反省しろ反省しろとしつこく言うが、そっくりお返ししたい。 新聞広告にある週刊誌の見出しには、日本人は知らないが、中国軍が東京を空爆するという。信じる人もいるのだろう。そんなセンセーショナルなことを

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です