かけはし No.305
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- 15-ティアであるべきだろう。お負けに、今ほどの数は不要だ。精々、一つの都道府県には二人だけとしても良かろう。私はそう思う。(田 2012年10月18日記) 私はひとりでおもしろがっていたが、広い世の中、同じような人も居るのだろう。10月17日、午後10時前のこと、9時55分から、短い地方ニュースの時間がある。その終わりの頃、「午後10時57分、気象台は当地方に出ていた気象に関する警報注意報を全部解除した」というのが流れた。それをラジオは繰り返していた。思わず時計を見たが、間違いなく、10時前だった。直ぐ、午後10時のニュースになった。その間に、何の訂正もなかった。このニュースを読むアナウンサーの勘違いなのだろう。ニュースの原稿がどのようにしてアナウンサーに渡されるのか知らない。若し、誰かが渡したなら、二重の勘違いということだろう。こういう事があった。(2012年10月18日) この頃、NHKで奇妙な名前の番組がある。朝8時から、毎日違う人と、もう一人、これは毎日同じアナウンサーが付き添っている。「スッピン」というのだそうだ。そこで、四五日前、「勘違い」というのがテーマになっていた。上に書いたのも、勘違いの最たるものだろう。 もう大分昔のこと、我が師匠が大学に勤めていた頃のこと、よく零していた。上司に当たる人が、屡々随分なことを言うらしい。しかし、たいていそれは後で間違いだと分かった。それを言うと、「ああ、勘違いだった」と平気だったと、又零していた。 私にも同じような記憶がある。どう考えてもそんなはずのないことを言い張る人が居た。間違いに決まっているのだが、とにかく言い張る。後で、ああ、あれは勘違いだったと一言。若い頃には、それは、逃げ口上かと思っていた。年を重ねると、それが必ずしもそうでないことが段々分かってくる。それで、自分自身は気をつけて、成るべく言い張ることはしないようにしている。 色んな事で、勘違いは起こる。コンピュータを使っているとき、確かにきちんとしているつもりなのだがどうしても上手くいかない。原因を色々探っても、分かるときと分からないときがある。大抵は分からないが、時に、正に思い違いで、別のボタンを押していたとか、省略できないことを省略していたとか、正に勘違いである。時に、ワープロなどで、文章を書いていると注意してくれることがあるが、大抵は不必要な注意であり、今までに、これで助かったということはまだ一度もない。(田 2012年10月18日記) このところよく見かける。道をふさいで、道路で作業をしているそばに、「今、街路樹の除草をしています」と書いてある。単なる書き違いか、と思ったが、金属板にきちんと印刷してある。分からないわけでもない。しかし、これを注意する人も居ないのだろうか。日本語力の衰退などとは言うまい。でも、やはり、私には気になる。気にする方が悪いと言われればそれまで。 以前、こういう、道路環境の整備をしている場合にも、「工事中」という札を出してやっていた。それは如何にも拙いのではないかと思い、この欄に書いたことがある。それが、利いたかどうかは知らないが、最近は「作業中」と変わっている。こんな事を言うと言葉の端々に目くじらを立ててなどと、大抵は嫌がられ、軽蔑さえされる。しかし、持って生まれて性分はどうも変わらない。「街路樹の除草」は中々上手く言いにくいが、せめて「街路樹帯の・・・」とでもすれば、一寸は気が休まるのになぁーとるのも知っている。しかし、「一人でも」とでもしてくれないだろうか。 もう一つ気になること、この地方の天気予報で、最後に付けたりのように、「周辺地方の天気」の予報が流される。それはいいのだけれども、大阪方面の天気や、東京地方の天気のことを言うのである。東京や大阪が「周辺地方」なのかどうか。やっぱり気になる。皆さん如何。(田 2012年10月18日記)面白いことがあったー勘違いー街路樹の除草思う。 同じく、地域生協の車に書かれている文句、「一人から加入できます」とある。この「から」、分からないことはない。「から」がスーパーなどで多用されてい

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