


名大生協では、新入生を迎える時期に多くの新入生に名古屋大学平和憲章を読んでいただき、平和について少しでも自分の頭で考えてもらおうと、平和憲章エッセイ募集の取り組みを行っています。今年も昨年同様、4月1日から6月末日までの期間で、入選者には東海地域センター主催の「オキナワの旅」参加費全額援助を副賞とし、佳作には5千円分の図書カードと豪華賞品がもらえる企画として開催しました。
今年度の応募作品は16作品でした。うちわけは1年生9名、2年生1名、3年生2名、大学院M1 4名でした。
応募総数16作品と昨年よりも多くの応募があったことは喜ばしいことです。募集要項に名古屋大学平和憲章を読んでと書いておいたのに、平和憲章についての記述のない作品もあり、ちゃんと読んで書かれたかについて不明なところがありました。
自分の専門とする学問分野や生い立ち、体験などを通しての記述が多くあり、より具体的に書かれていました。
今回も全体的にレベルが高い作品となりました。入選の作品は審査員全員が最高点を付けていて文句無しで決まりました。佳作については4人にしぼらさせていただきました。
内容としてはうなずける作品が多く、楽しく読ませてもらえた。残念ながら「憲章」を読んでいるか否かが不明な作品が半分近くあることで、文章との関連を論じることはある意味必須と考えている。
(星野)
平和憲章に触れて、どのように感じ、どのように論じられるかを興味深く読ませてもらいました。いずれも力作でした。筆者の体験や平和学習、専門分野が反映されているエッセイはそれぞれ説得力があり、平和家の思いや貢献につながる行動をしたいという意欲が 感じられ、魅力がありました。しかし、平和を辞書で調べて論理を展開するという類型的パターンには歴史の学習からつかみ取ってほしい平和の概念が希薄な印象もありました。平和教育は、大学でこそ必要ではないのかと、あらためて強く感じる次第です。
(河合)
まずは名古屋大学平和憲章を読みその上でエッセイをかき応募したみなさまに敬意を評します。
どの作品も平和憲章を熟読しその意味を自分で考えたことが伺えるものでした。今回は東北地方を震源とする地震やそれによる震災の影響を受けた作品が見られたことが例年にない特徴だと思います。また学部1年生の若々しい感性が審査をしていて印象的でした。
(野田)
今回、初めて審査員を務めさせていただきました。どの作品も大学生・大学院生らしい観点から書かれていて、非常に興味深く読むことができました。多くのエッセイが、自分自身の専門分野の知識、或いはそれに携わる中で培われた視点から、平和について、また大学生の在り方について書かれていました。そしてさらに、共通認識として、「自らの専門分野だけでなく、他の専門分野の知識をつけるべきである」「他の専門分野の人とより深い関わりを持つべきである」というものが存在しているという風に感じます。残念ながら、現状ではこれらが満足に行われているとは言えません。今回応募された方々が、そして全ての大学生がこれらのことを意識して、社会がより平和になることを、願って止みません。
(中根)
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